最近爆笑した話
学校で起きた,くすっと笑える話を紹介したいと思います。笑いをシェアしたい!
僕の学校にブランド物が大好きな人がいる。
彼は流行りのブランド物をサーチしては常に手に入れ,学校に着てくるような人である。
まあ,おそらく両親が「しょうがないなぁ」と言いながら買ってもらっているのではないかと思いながら彼の話を聞くのだが,自慢けが無く話をするところから悪い子ではないんだな,なんて思いながら話を普段聴いている。
これは先日の話。
彼は学校に新しい大きなコートを着てきた。僕はあまりブランドに詳しくないのだが,彼のいつもの話から行くとそれもそのひとつなのだなと予想した。
富裕層でないことがバレバレだが,僕はまず第一に彼に値段を聞いた。
日本円で約5万円ほどであるそうだ。
僕の1年分の洋服を足しても届かない値段に心から驚いた。
次の日はベルギーの初雪の日であった。彼はもちろんあのコートを着てくるのだろうと予想したが,別の服を着ていた。
彼に聞いたところ,昨日どこかで無くしたのだという。
5万円もする服をなくしたら僕だったら夜も寝れないと思うが,彼は意外と気にも留めていないようであった。
彼,僕とその他友人で学校内を探してみることにした。他人の服など着たくないと思うのだが,彼のコートはどこにもなかった。やはりブランドものだからこそ,誰かが持っていってしまったのかもしれない。
そして,最後の望みである数学の先生のもとへ訪れた。昨日の最後の授業が数学で彼はその前まで着ていたと覚えていたからだ。
「やあ。どうしたの?」
「実は,彼が5万円もする高級コートを昨日無くしてしまって。先生は見ていませんか?」
「んー。この教室には無かったよ。そんな高級なもの無くして大変だね。
ところで名前は書いたの?誰かが見つけたらきっと届けてくれるよ!」
彼:
「はい!もちろん名前ありますよ!」
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