超大型住宅の増加によって,コンパートメントのように大きな建物がアリの巣のようにぎっしりとそして芸術的に建っていることをよく見かけます。(言ってしまえばマンションたちです)
夜になるとある部屋はオレンジの光が灯り,ある部屋は白い光が灯り,ある部屋は真っ暗だったり,ひとつひとつの窓にそれぞれのストーリーがあると思うと『区切り』というものが窮屈よりも心地よいものに思えます。
ベルギーは東京やロンドンの足元にも及ばないほどの都会です。世界遺産のグランプラス(市庁舎)が唯一空に飛び出している建物です。
なのでここではあまり窓だらけの景観を体験できませんが,それだけに窓たくさんの建物が際立って見えます。
都会のビルはまるでアリの巣のようであり,家は寝るための場所に過ぎないと思う忙しい人もいれば,反対に家庭の集まりを見て穏やかな気持ちになる人もいます。
おんなじもの,でも違う視点。
内側から見る窓,外側から見る窓。
そんなことをランニングしていたら思いましたとさ。
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